銭の戦争 (フジテレビ)第1話がいよいよスタート。
主題歌は、椎名林檎が書き下ろし、SMAPが歌う「華麗なる逆襲」。
白石富生(草彅剛)は、外資系の証券マン。
東大卒で数学が得意で、一度覚えた数字は忘れない抜群の記憶力の持ち主。
富生の父、白石孝夫(志賀廣太郎)は、小さな電気メーカー、ホワイト化学の社長。
新型電池の開発で借金苦に陥り失踪した父の代わりに、富生は金貸し業者に追われることになり、借金を返すハメになった。
そんな中、父が死んだという連絡が警察から入り、富生は父の遺体と対面。自殺だった。
「借金はするな」と、父がメモ用紙に書いた遺言書を警察から渡された。
ヤミ金が会社にまで何度も連絡したことから、上司に金銭トラブルがバレてしまい、富生は会社を辞めることになった。
富生と紺野未央(大島優子)と知り合うけきっかけとなったのが、500円玉。
未央は、次に契約更新できるか心配な派遣の受付の仕事をしている。
未央が転がっていた500円玉を追っかけるとそこに富生がいたが、500円玉を拾った富生は、500円玉は転がってこなかったと嘘をつく。
富生は借金を返そうとお金を集めるのに必死なのだ。
富生は大学時代の後輩にお金を貸してほしいと頼むが、後輩が吐いたおう吐物を食べたら一千万の小切手を渡すという条件を一度は試みたができなかった。
ある日、富生は婚約者、青地梢(木村文乃)の祖母である青地早和子(ジュディ・オング)から呼び出され、梢と別れてほしいとお金を渡すが、富生は自分の力で家族を立て直し、梢と幸せになると宣言し、お金は受け取らなかった。
早和子は、両親を亡くした梢をずっと一人で育ててきた。
父の失踪がきっかけで脳梗塞を起こした母、白石三保子(木野花)の手術をしてくれる病院が見つかったが、今すぐに手術代が必要だと言われた富生は早和子の元へ戻り、今後一切梢と会わないという書面にサインをして一千万円を受け取った。
梢は祖母の前でこの書面をビリビリに破いてしまった・・・。
ヤミ金に拉致されボコボコに殴られた富生は、さっき受け取った一千万円をヤミ金に奪われてしまう。「金を持っていくなら殺してくれ」と叫ぶ富生。
倒れた富生は、高校時代の恩師である紺野洋(大杉漣)に拾われ自宅へ連れられて行くと、そこには未央がいた。未央は、洋の娘だったのだ。
未央は富生のケガを手当てするが、富生のことを「500円男」と呼ぶ。
梢は富生に会いに来る。
母の手術ができると富生の弟、白石光太郎(玉森裕太)から聞いた梢は、お金を置いていこうとするが、「金と女、どっちを選ぶかと言われたらオレは金を選ぶ。お金がなくなったら自分の本性が分かった」と。
怒った梢はお金を持って立ち去ろうとするが、そんな梢に「金は置いてけよ。気持ちなんていらないから。」と。
お金を置いていった梢に「助かるよ、親父の葬式が出来て。」と言い放つ。
会社の元上司が、父の葬儀に訪れ、会社の顧客情報を持ち出しただろと富生を責めるが、富生はデータはすべて自分の頭の中にインプットされていると反撃。
気を悪くした元上司は、「婚約パーティーは盛大にしたのに、葬式に来た人数はこれだけか。」と暴言を吐き捨てる。
この暴言を聞いた父の会社の従業員たちが口ぐちに文句を言い出す。
そんな従業員たちに、「金なんかオレが作ってやるよ。おまえらの前に大金を積み上げてやるよ。」と宣言した富生。
父の遺影を後に、富生は歩き出す。