昨年9月のアジア大会でカメラを盗んだ罪に問われている水泳の富田選手の初公判が1月12日に韓国で行われました。
富田選手は、起訴事実を全面否認。

法廷が終わって、率直な感想は?と聞かれた富田選手は、「すごく短かかったというのが率直な感想です。裁判で自分は真実を述べるだけ。」と答えた。

裁判での様子。
現在の職業は?ありません。国籍は?日本です。
起訴事実を認めますか?認めていません。

初公判は20分あまりで終了し、「カメラには全く興味や関心がないので動機がありません。日本代表としてアジア大会に出場した私が、窃盗行為のような愚かなことを行うはずがありません。私は本件について無実を主張します。」と述べた。

ポスト北島康介と言われていた富田選手は、一旦カメラを盗んだと認めたこともあって、略式起訴処分で罰金10万円を払ったが、カメラを盗んでいないと昨年弁明会見を開いた。

富田選手は初公判を前に、当時を再現するために事件現場のプールに出向いていた。
カメラには全く気付かず、アジア人らしき人が背後から自分のバッグにカメラを入れたと主張。

次回、2月2日の裁判では、犯行現場での動画を鮮明にして流すという。
韓国の警察では富田選手がバッグにカメラを入れた瞬間が防犯カメラにうつっていた画像をJOCは見たと主張しているが、富田選手は自分の右半身だけ写っていて、カメラを盗んだ瞬間は写っていなかったと主張。

真っ向から食い違う意見に、2回目の公判では、カメラを盗んだ瞬間が映像に映っているか映っていないのかが、最大の争点になることは間違いなしですね。